『日本のユーモア』ネットー&ワグネル著/図版257点/ドイツ1901年 ストア

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カテゴリ本、雑誌人文、社会文化、民俗状態目立った傷や汚れなし(詳細)『Japanischer Humor』
Von C. Netto und G. Wagener. 
Mit 257 Abbildungen, darunter 5 Chromotafeln
Leipzig: F.A. Brockhaus, 1901年
29 x 21 cm、X+283頁。

お雇い外人ネットーとG・ワグネルとの共著「日本のユーモア/Japanischer Humor」です、ワグネル没後単身帰国後のネットーが1901年(明治34)にライプツィヒで出版したもの。 
妖怪画など日本の書物から取られた挿絵が257点(カラーのクロモ図版が5点)、日本趣味の造本で、見返しに凝った書票、題扉頁に小署名あり、
大型重量本で、紙装で表紙が傷んでいるものが多い本書ですが、裂け/イタミもなく、本文・挿絵に変色/汚れもなく、保存状態はきわめて良好です。

『日本のユーモア』:著者クルト・ネットー(1847-1909)とゴットフリード・ワグネル(1831-1892)は共にドイツ人。ネットーは、1873年(明治6)、お雇い外人として日本政府に招かれて来日し、鉱山や冶金の指導にあたった。
一方、ワグネルは1868年(明治1)に日本の土を踏み、窯業やガラス製造などの指導、さらには、京都府立医学校で教鞭をとるなど幅広い分野で活躍し、日本でその生涯を終えた。
本書は日本人独特のユーモアを、「福禄寿」、「達磨」、「唐獅子」など古くから日本に伝わっている絵、さらには「舌きり雀」、「桃太郎」などのおとぎ話の挿絵や、江戸から明治時代にかけての人々の生活の様子を描いたコミカルな絵で紹介したものである。
なお、序文には解説を書くにあたり日本人の口頭での伝承はもちろんのこと、フランツ・シーボルトの 『日本』 などの有名な文献を参考にしたことが記されている。
ー京都外国語大学図書館『GAIDAI BIBLIOTHECA』 108号より

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