【商品説明】シェードの上部に取り付けられている縦長のとんがり型のマウントにはちゃんとした理由があります。
フランス製のホロフェン シーリングランプには、シェードの上部に取り付けられているマウントに電球の位置を上下させるためソケットの位置を変えれるギミックが付いているものがいくつかあり、これがその一つです。マウント上部にある取っ手付きのネジを緩めて、フックの部分を引っ張るとソケットを装着したパイプが上下します。（写真5/6）ソケットの位置を変えることにより光源が上下して、プリズムガラスの輝き方を変えて楽しめる、シェードの形状とカットがそれを可能にしているのです。（写真7/8）
それ故に他のシェードに比べて細身のこのランプのシェードは #9519 で、同型のシェードとさらに少し開口部が細めの #9517 にも違うマウントのランプがあります。
初期出品時、これら３台を同時に出品しました。（写真10）最後の写真がその３台で、左からシェードは #9517 ・ #9517 ・ #9519 で、この出品されているランプは一番左です。
分解洗浄、ネジ部のグリスアップ、コード・コンセントプラグは新しいものに交換を施してあります。ガラスに少しチップがございますが、点灯しても気にならないレベルですし、このくらいのビンテージですと許容範囲かなと思います。（写真9）

＜HOLOPHANE Co,lnc＞1890年代初頭、フランスの電気科学者アンドレ・ブロンデルとギリシャの技術者スピリディオン・プサルダキが、実験室のガラス球に光を操るための水平プリズムを被せたことから、ホロファングラスの物語は始まります。ホロファンの語源はギリシャ語のHolosとPhaineinで、訳すと "全体が発光しているように見える "という意味です。その後、1898年にアメリカでホロファン・グラス・カンパニーが法人化され、最初の本社がニューヨークのニューヨークに置かれました。1900年代初頭、さまざまな産業施設に「科学的照明」を提供していました。人間の目の視覚的・生理的な必要性に基づいて「イルミネーション」という言葉を作り出し、このコンセプトは今でも照明技術に浸透しています。1896年に照明技術の権利を取得したOtis A. Mygattが、ロンドンでHolophaneを設立。一時期、Mygattの過半数出資で「ホロフェン」の名を持つ会社は、アメリカのホロフェン・グラス・カンパニー、イギリスのホロフェン・リミテッド、フランスのホロフェン・カンパニーの3社あったので、米国以外に英国製やフランス製があるわけです。現在Holophaneは、商業用、工業用、屋外用、非常用などの照明器具を英国（ミルトン・ケインズ、イングランド）および米国（ニューアーク、オハイオ州）にて製造している企業です。
 メーカー：HOLOPHANE Co,lnc生産国：FRANCE生産時期：1940年～素材：ガラス アルミ 鉄 真鍮サイズ：約18cm（シェード下部開口直径）×8（シェード上部開口）× 14（シェード高さ）× 31（高さ シェード下からフックまで）電球口径：E26口金（撮影で使用したLED 電球色をお付けします）コード：1.5m/引っ掛けシーリング重量：約2キロ
【商品の状態】・アンティーク商材ですので写真をよくご確認の上、ご検討下さい。・写真と実物はお色味など、多少異なることがあります。また経年によるキズ、汚れ、錆等ございます。
不明点はご質問ください。
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